Fender 1961y
Bass Ⅵ
"First Issue"

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1961年製 Fender Bass Ⅵ “First Issue” が入庫しました
Just Arrival Newcomer !!


61年後半に登場した"Bass 6" 開発時には、単純に6弦仕様のベースと言うよりも、当時音楽シーンで必要とされた、
ギターとベースの中間のオクターブ域を補完する"バリトン・ギター"としての要素も有り、ギブソン社を筆頭に、
他の数社がラインナップとして発売されていました

しかし、音楽シーンの映り替わりによりフェンダー社以外は数年で姿を消していきましたが、Bass 6 は70年代半ば頃迄、製造が続けられました

多くの人に知られる例としては、映像にも残り有名な“ザ ビートルズ・Get Back セッション”での、
ベース・パートの代用として、またエリック・クラプトンが在籍していた"Creem・ジャック・ブルース”のギター並みの多音プレイや、エアロスミス・ジョー・ペリーの様にディストーション・サウンドでのソロ・プレイ等、様々なアイデアで使用されて来ました

今回入庫は、発売初年度の61年製の“Bass VI”！
実際の生産は61年も後半にかかっていた為、今回の機体は最初期の物でヘッド・デカールには、まだ“Bass VI”専用のヘッド・デカールが出来上がって居なかった様で、恐らくジャズ・ベース用等のデカールのモデル名をカットしたデカールが使用されており、“Bass VI”のリリース時の広告用に使われた機体と同様な仕様です

外観は、年代也のウエアやウエザーチェック等は見られますが、ヴィンテージ・ギアとして、全体的には良い状態を
キープした、エクセレント・コンディション！

内容も、ブリッジ駒の弦高調整用スクリューはリプレイスしていますが、その他のパーツは変更点の無いオリジナルです！

61年後半から62年に掛けては、初期仕様のピックアップが搭載されておりますが、63年頃からはジャガーにも使用された、高音域を強調する為に装着された“ヨーク”と呼ばれる金属製のプレートがピックアップ周囲に取り付けられていきます　併せて、ローカット・スイッチも搭載され、通常のベース・サウンドよりは、よりギターに寄せた(バリトン・ギター)音色に変更されて行きます　

この事は、当時のカントリー・ミュージックにはマッチした為、フェンダー社の“Bass VI”は市場で生き残り、
ギブソン等他のメーカーはホロウ・ボディを使用していたり、ピックアップが一つしか搭載していなかった等、
ギター・サウンドに寄せられなかった為、ディスコンに至ったのではないかと思います

初期モデルに採用されたピックアップは、形状は少し異なりますが、通常のシングル・コイルと同様な内容で、
ジャズ・ベース等の音色に近い“ベース・サウンド”をアウトプットしてくれますので、近年での“Bass VI”の使用には、
初期モデルの方がマッチしていると感じます

しかしながら、初期モデルの生産数は極めて少なく、市場でもなかなか手に取れる事はありません！

是非この機会に、この“Bass VI”で、想像力を高めるフレーズやサウンドを見つけて下さい！

Pot Date / 1376036
Neck Date / 10-61
Body Date / 10-61

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